出前講義

交通機械工学科の教員が高校に出張し、高校生に直接「モビリティ開発のおもしろさ」「学ぶこと・研究することの楽しさ」「自動車の仕事」「航空機の仕事」などを伝え、進路選びに役立てていただくことを目的としています。

出前講義の内容は、「航空機」「自動車」などの様々なテーマがあり、合計9以上の講座からお選びいただけます。

お申し込みの際は入試課までご相談ください。
講義料・交通費は一切不要です

・TEL: 0942-65-3488
・FAX: 0942-65-3487
・E-mail: nyushi@kurume-it.ac.jp

講義一覧


自動車空力デザイン開発

自動車のエクステリアデザイン開発がどのように行われているのか、空力デザイン開発を中心にわかりやすくお話します。また、自動車デザインの歴史的遷移やレース車両の空力技術なども簡単に紹介します。


自動車はなぜカーブを曲がることができるか?

自動車の基本性能のひとつである「曲がる」という機能に焦点をあてて、「曲がる」とき自動車に発生する力、およびタイヤとステアリング機構のしくみについて簡単に説明します。
 


からくり儀右衛門(田中久重)とからくり人形

久留米の偉大な発明家であるからくり儀右衛門(田中久重)と彼が作ったからくり人形について解説します。また、講演者が所有するからくり人形(茶運び人形)の実演を行います。


航空機発展の歴史と航空安全

航空機の発展は航空機事故の歴史と隣り合わせといっても過言ではありません。1903年12月17日にライト兄弟が初めて動力飛行に成功してから百十数年で、超音速旅客機や800人乗りの巨大ジェット機まで作り出してきた航空機の発展と事故の歴史を学びます。


企業内ベンチャー

これからの社会で就業する中で、ベンチャースピリットの重要性を、自分の経験とトヨタという組織の観点から紹介。
そのために必要な高校・大学時代からの心構えを学んでいきます。


最近の自動車および交通システムについて

最近の自動車およびそれを取り巻く新交通システム(ITS)について講義します。特に身近なものとなっている自動車の安全技術(衝突防止システム)などの自動車に使用されているエレクトロ二クス技術について解説します。あわせて、大学の卒業研究でも行っているミニ四駆やラジコンをベースにした自動車安全技術搭載の模型車を用いて、センサや制御、電気回路についてもわかりやすく説明します。


ハイブリッドシステムの仕組み

ハイブリッド車は燃費に優れ環境に優しい自動車であることから広く普及しており、その台数は今後もさらに増加していくと予測されています。一口に「ハイブリッド車」と言ってもハイブリッド車の仕組みには「シリーズ方式」、「パラレル方式」、「シリーズ・パラレル方式」の3種類がありそれぞれ特徴を持っています。出前講義では、これらのハイブリッド車の仕組みの違いによる長所や短所についてわかりやすく解説します。


ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのちがい

ガソリンエンジンやディーゼルエンジンは自動車の動力源として使用され、私たちの暮らしを豊かにすると同時に環境へ負荷を与えてきました。このことから将来のガソリンエンジンやディーゼルエンジンの使用を巡り様々な議論が行われていますが、国際エネルギー機関の予測では2040年の時点で世界で使用されている自動車の84%にガソリンエンジンやディーゼルエンジンが搭載され、その台数は世界でおよそ100億台とされています。このため、今後も自動車の動力源としてガソリンエンジンやディーゼルエンジンの使用が続くと考えられこれらの高効率化は依然として大きな技術課題です。出前講義では今後も使用されるガソリンエンジンとディーゼルエンジンの仕組みやちがいについてわかりやすく解説します。


自動車のアクティブセーフティ

悲惨な自動車事故を防ぐため、事故に至らないように未然に事故を防ぐ、さまざまな安全性向上技術が開発されています。たとえば、前輪だけでなく後輪も操舵することによって安全性を高める技術、各タイヤの回転を適切に制御して危険な運動を抑える技術、ドライバーのブレーキ操作の遅れを補って衝突を防ぐ技術などがあります。この授業ではこのような予防安全性向上技術をわかりやすく解説し、その基礎となっている自動車運動力学についても説明します。