航空宇宙流体力学・宇宙輸送システム工学研究室

麻生茂 特別教授・工学博士

持続可能な社会を実現させるために、新しいロケットエンジンなどを研究

ハイブリッドロケットエンジンの燃焼実験

固体ロケットエンジンと液体ロケットエンジンの長所を合わせたハイブリッドロケットエンジンを研究しています。
世界最先端の研究になります。ロケットを飛ばすコストを劇的に下げ、重量がとても軽くなり、さらに環境にも優しいロケットエンジンです。

キーワード 再使用宇宙往還機 空力加熱 極超音速流 ハイブリッドロケット 電動飛行機 空気力学

ニュース&トピックス

2022.0309 交通機械工学科の学生チームが第18回種子島ロケットコンテストで3位

2021.0903 「インタビュー」これからの日本・世界を支える航空宇宙工学人材を育てたい。

研究紹介

再使用型宇宙往還機の空力特性の研究

三角胴体風洞実験模型
三角胴体風洞実験模型

研究内容

高い経済性が期待される再使用型宇宙往還機に関して、胴体断面形状に着目した研究をはじめ、ジェット噴射による空力特性の改善、TSTO (二段式宇宙輸送機) 分離時の空力特性の解明、モーフィングデバイスによる全飛行領域最適空力形状、ジェット干渉を利用したRCSによる姿勢制御方式の研究、着陸フェーズの空力特性解明のためのRPV (遠隔操縦機) を用いた飛行実験などを、超音速風洞、低騒音風洞などを活用して研究を進めています。

空力加熱

鈍頭形状模型の極超音速気流実験
鈍頭形状模型の極超音速気流実験

研究内容

6宇宙往還機やカプセルが大気圏に再突入する際の高い空力加熱を防御する方式として、ジェット噴射による空力加熱低減方式の研究を行っています。機体先端からの逆噴射やフィルムクーリングなどの気体噴出による空力加熱低減のメカニズムの解明を行なっています。実機の再突入を再現するために、フリーピストン衝撃風洞を用いた実験も進めています。また、木星探査を目指したエアロキャプチャー時の空力加熱現象についても実験的、解析的な研究を進めています。

ハイブリッドロケット

ハイブリッドロケット
ハイブリッドロケット
ハイブリッドロケットエンジンの燃焼実験
ハイブリッドロケットエンジンの燃焼実験

研究内容

固体ロケットと液体ロケットの長所を合わせたハイブリッドロケットの研究を行っています。高密度ポリエチレンとパラフィンを燃料として高い安全性と高い比推力を実現するために、燃焼室内の旋回流を利用した新しいロケットエンジンの開発を目指しています。

電動飛行機

サブスケール小型電動航空機の飛行実験
サブスケール小型電動航空機の飛行実験

研究内容

次世代の航空機には、低燃費・低騒音といった環境適合性と高い性能の両立が求められています。オンデマンド輸送を実現可能なエアタクシーを目指した電動小型航空機の概念設計、コンセプト機のサブスケール機の飛行実験、実機に利用できる電気モーターと高機能バッテリーからなる電動パワーモジュールの開発などを行っています。

研究業績

論文

詳しい研究業績はこちら 麻生 茂 researchmap

オリジナルコンテンツ

オリジナルコンテンツはありません。