学科Q&A


交通機械工学科の特徴を教えてください。

航空機や自動車などの最先端のモビリティの開発は、世の中にない新たな価値を創造する刺激的で魅力的な仕事です。
本学科は、モビリティの開発・製造・整備に関する技術を実践的に学ぶ学科です。人間が知恵を絞って造りあげた自動車や航空機、いわゆる「交通機械」について、どういう知恵によって形を決めるのか、F1マシンや航空機の「エンジン」はどのような仕組みなのか、
モビリティを操るために中身はどのようになっているのか、といったことを理論や実習を通じて学びます。

また、自動車や航空機などの「ノリモノ」は、機械工学をはじめ、電気・電子工学、高度情報技術、デザイン工学など実に多くの理工学系技術を高度に融合した工業製品です。交通機械工学科では、工業技術の象徴とも言える航空機や自動車を中心に広く機械工学全般を学びます。また、理論と実践の調和の取れた総合教育で設計開発の知識を身に付けます。


カリキュラムを具体的に教えてください。

交通機械工学科では、自動車や航空機などの「モビリティをつくる」ために必要な技術や学問を、基礎から応用まで幅広く学習できます。
4力(「材料力学」、「流体力学」、「熱力学」、「機械力学」)などの機械系の力学を基本として、自動車工学、航空機構造、航空流体、ロケット工学などの専門科目を学びます。

最後にそれらを統合する卒業研究として、自動車空力デザインの研究や、内燃機関の熱効率向上に関する研究、センサを用いた物体検出など、各自が興味のある自動車や航空機関連のテーマについて研究します。

交通機械工学科 カリキュラム


コース制について教えてください。

交通機械工学科では、入学時に「航空宇宙システム工学コース」と「モビリティデザイン工学コース」の2コースから選択できます。

コース制についてはこちらをご覧ください。

航空宇宙システム工学コース
モビリティデザイン工学コース


学びの環境にどんな特徴がありますか。

教員が開発をおこなったスポーツカー。自動車研究開発用の小型風洞、研究用エンジンベンチ、実際に空を飛んでいた飛行機などがキャンパスにあります。
この現物を使って、構成部品やメカニズムなどを手で触れて確認できます。
教科書だけではわかりにくいものについては、実習や実験で特に時間をかけて学習します。
教員には、自動車メーカーや航空機メーカーに在籍して、世界最高峰のモビリティ開発に携わっていた経験者がいます。開発現場での体験談を直接聞けるのは、実践的な学びにつながるのはもちろん、自動車業界・航空機業界に就職をめざす際にも有利な情報となります。