KIT航空宇宙ニュース2020WK43
海外のニュース
1.AIRBUS社が鳥のようにはためく小型の航空機を発表
Albatross ONE はA321 をベースにしたモデルで、炭素繊維とガラス繊維強化ポリマーで構成され、「半航空弾性」のヒンジ式翼端を備えている。自由に羽ばたくことができるWingtips は、突風に反応して撓み、抗力を低減し、乱気流の影響を低減。
最初の飛行テストキャンペーンの成功に続いて、Albatross ONE デモ機は新たなマイルストーンを達成。Scale model 機による飛行Video は、下記によりLink することができます。https://edition.cnn.com/travel/article/airbus-albatrossone-flapping-wingtips-scli/index.html
(CNNニュース)
(CNNニュース提供)
2. Wright Electric 社が、米国エネルギー省から革新的で超効率的な電気推進システムの開発を支援する助成プログラム企業に選定された。
Easyjet はWright Electric 社と協力し、航空業界の脱炭素化という共通の目的として、オール電化航空機プログラムの開発を支援してきたが、今年初め、Wright Electric 社はWright 1 と名付けられた186 人乗りの電気航空機用エンジン開発プログラムのコンセプトを発表した経緯がある。【Avitraider】
【Wright Electric社提供】
3.Eve Urban Air Mobility Solutions (Eve) は、 Urban Air Mobility ecosystem を加速させることを目的とした独立した新会社として EMBRAER から切り離されて発足
Eve は、UAM 市場を可能にし、電動垂直離着陸車(eVTOL)の開発と認証、関連する包括的なサービスとサポートネットワーク、都市航空交通管理ソリューションの構築を目指している。【Avitraider】
【Eve提供】
日本のニュース
1.テラ・ラボが翼幅8メートルの大型飛行ドローンのモックアップを完成
2022後半をめどに、実機での飛行実証を行う。 航続時間は10時間、飛行距離は1000km を予定する。大型で長時間、飛べるドローン開発により、国境警備や山林測量などの官公庁需要を狙う。大型ドローンはガソリンエンジンとプロペラで飛行し、翼端に安定性を増すための板であるウイングレットをつけている。軽量化するため機体の大半に繊維系のコンポジット素材を使用した。高解像度カメラや各種センサーを搭載し、全地球測位システム(GPS)で自分の飛行位置情報を収集し、あらかじめ記憶させたルート上を自動飛行できる。飛行中の高度や進路変更は主翼と尾翼にある補助翼で行う。
【ニュースイッチ】
【ニュース一致提供】
2.串本町ロケット発射場着工 2021年夏完成へ
和歌山県串本町田原地区の山中。森林を切り倒して進められるのは、国内初の衛星搭載型民間ロケットの打ち上げ事業だ。発射場の名は、「スペースポート紀伊」。敷地の広さは約15ヘクタール。まもなく「総合指令棟」など建物の建築が始まる。事業主体会社「スペースワン」によると、基本的なロケットの高さは約18メートル。2021年度中に初号機を打ち上げる予定で、年間20回の発射を目標に掲げる。(朝日新聞)
(朝日新聞提供)